TOZINE(トージン)

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嘘とホントと動物とPart2 映画「FAKE」感想


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ついさっきユーロスペースにてFAKE観てきました。多少のネタバレを含みますので気をつけてください。


いやー面白かったよ。何が嘘かホントか佐村河内氏は信用できるか?の前に、単純に映画として面白い。佐村河内氏と新垣氏の対比、日本の番組制作者と英のジャーナリストの対比みたいに観客がわかりやすいところから始めて徐々にどれ(誰)が真実わからなくなっていく。これだけでワクワクするよね。

でも
見終わった人が語り合いたいって言うのが不思議。あんなん見せられたら自分の言葉が一番信用できないよ。まず、疑うのは自分のことからだよね。
ワイドショーの露骨なバッシングのシーンを見て思い出したもん。こんな事あったなーって、殆ど忘れてたからね。佐村河内氏のこと。でも、みんなそうなんじゃないかなー。俺なんかさっきまで今年(2016年)は芸能ニュース盛りだくさんだよねー。とか言ってるからね。ゴーストライター騒動が何年前に起こったかすら忘れてる。
簡単に忘れることができる人間だけが、ワイドショー観て笑えるんだろうね。俺も笑えてたもん。

この話の問題は佐村河内氏の耳が聞こえてたか、作曲をしていたかって話から広げて考えないとダメだよね。もっと普遍的なこと。信じる事とか本当な事ってなにかとかね。


監督には自分を省みる機会を与えてくれた事に感謝します。信念もって生きます。

怖いなと思うのはバラエティ番組製作者が佐村河内氏に出演願いをするところだけ切り取られてマスゴミとかいって炎上すること。おそらく全部通して観れば自分にも少しの非があると気づけれど、あそこだけ切り取ると「マスコミが全て悪い」みたいな言い方をする奴がでてくる。それは避けたい。

先日の投稿と題名がかぶったのは偶然です。

あと、観てて思ったのはRHYMESTERさんのThe Choice Is Yoursですね。