TOZINE(トージン)

雑誌作ろうとしてます。

嘘とホントと動物と 『アンチセックスフレンド募集ビデオ 劇場版』(1994年/56分/V&Rプランニング) 『わくわく不倫講座』(1995年/99分/DV/V&Rプランニング) 『プライバシーゼロ』(2000年/78分/HDV/h.m.p) 平野勝之オールナイト

6月4日、ロフトプラスワンで開催された平野勝之オールナイト
『アンチセックスフレンド募集ビデオ 劇場版』(1994年/56分/V&Rプランニング)
『わくわく不倫講座』(1995年/99分/DV/V&Rプランニング)
『プライバシーゼロ』(2000年/78分/HDV/h.m.p
の三本の感想を書いていきます。といっても最後のプライバシーゼロは半分くらい寝てしまったので省略。

「アンチセックスフレンド募集ビデオ(以下アンチ)」と「わくわく不倫講座(以下わくわく)」は時系列的につながっている作品です。
簡単に説明すると、アンチでは平野監督が両親に婚約者がいると説明しておいて浜松の実家にAVギャルである志方まみと一緒に行って、両親に向かって
実はセックスフレンドでしたー! 
実はAV監督してますー!
と暴露して自身が怒られるところを撮ろうとした作品です。
その続編である「わくわく」では前作で親に迷惑かけちゃった平野監督が"本当に"結婚するところから始まります。しかし、前作をきっかけに志方まみとの関係が深くなり、愛人関係になります。志方まみとの不倫を撮って、その後、彼女が監督の前から姿を消すというのがこの作品です。

だいたいこんな内容なのですが、これはねぇすごいよ。
特にわくわくのラストで失踪した彼女を2006年、2016年の未来の姿を想像で作って登場させるって場内からえーって声聞こえてたもん。しかも2016年のところは今日のために付け加えたのかな??みたいな話をしてる人もいたからね。実際オレもえっ?って思ったもん。
物語の中盤で監督が志方まみに会うために手首切ったり宇宙人の格好したりして、エクストリームなことばっかをしてるから、だんだん現実感がなくなっていくんだよね。嫁さん(ハニー平野)も巻き込んで不倫相手に会おうとしたり、不倫の緊張感はあるんだけど周りの人たちがぶっ飛んでるから、なんか現実っぽくない、けど嘘っぽい訳でもないんだよね、ふわふわてゆうかファズィーな感じ。不思議な感覚でした。私小説AV万歳!!